大学生の僕が、今伝えたい事。

『Do you know』をテーマに未来の鍵を見つけるブログ。

お前らはバカにしにきたのか。

震災報道や震災での各人の対応に対して、被災された方が思っている事の一部を紹介します。ただ、これが全ての方の意見ではないという点をご了承の上お読み下さい。 f:id:msjournalism:20171009222531j:image

・第一章
「復興が進む町」、テレビやニュースでは喜ばしく伝えられ、耳にする言葉ではないだろうか。しかし、実際に被災を経験して、苦しみを感じる当事者が発信するものではない。あくまでも、メディアが被災地へ行き、当事者以外の何者かが情報を伝える。私もその一人にすぎない。
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・第二章
ここからは、少し内容が過激と思われるかもし
れませんが、真実を自分の言葉で伝えます。「報道で伝えられているは、上辺だけ。」これはメディアを批判している訳では無いです。お話を聞いた方は、震災前から女川にいたので、震災後の女川の人達の苦しみがよく分かる。そうおっしゃていました。だから、メディアやSNS等で伝わる情報に違和感を感じている。嬉しい事に、震災後に多くの人が女川を支援するために来てくれたけれども、地元の人しか分からない苦しみがあると言っていました。コンビニもスーパーも車も家も何もかも失った。そんな苦しみを多くの人はメディアには語らない。信頼関係のない人に自分の苦しみを話すのは確かに難しい。だから、震災報道での情報とリアルには大きく差がある。「復興が進む町」と言われたりするが、心からそう思えている人はどれだけいるだろうか。報道ではよく震災直後の写真と現在の写真を振り返って「凄いね。良かったね。」と言われるけれども、良くはない。大切なのはそこでない。

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その二枚の写真の間にどんな苦労があったのか、どんな思いだったのかの『リアル』を聞かないといけない、伝えないといけない。だから、被災地に行って、実際に体験した人に話を聞いたうえで情報発信をして欲しい。情報とリアルには差があるからこそ、リアルを発信してほしい。
ただ、実際に体験した人の話を聞くのは難しい。先ほど、言ったように信頼関係を築かない事には本音は語ってくれない。悪気なく被災地に行っただけで、『お前らはバカにしに来たのか』そう思っている方もいる事も事実です。だから、過去の一時点だけの情報を切り取り、知ったふりで上から目線で接してはならない。情報とリアルには大きな乖離がある事を理解しなければならない。

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・第三章
人それぞれ、伝え方や感じ方は違う。SNSで気軽に情報発信できる時代になったからこそ、気をつけなければならない。何気なく書いた文章が自分の思い込みで、全くリアルと乖離しているかもしれない。 この記事を読んだ方には、一度東北へ行って、生活して、現地の方の話を聞いて欲しい。私自身は、実際にリアルを体験した人から何度も話を聞いてこの記事を書きました。この記事の内容に不快感を示された方がいたら申し訳ないです。しかし、ここに書いたことに嘘偽りはありません。ただ、この記事を読んだだけではまだ『情報』です。リアルは自分で現地へ行って、感じて、話を聞いて自分自身の肌で確かめてほしいです。そして、リアルを伝えてほしい。